セラピーサロン「モデラートカンタービレ」 | 日記 | 祈り

スピリチュアルタロット 日本裏数秘学協会公認カウンセラー カラールネーションセラピスト 

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セラピーサロン「モデラートカンタービレ」 の日記

祈り

2020.01.17

月は天秤座にございます。
数秘4、物質世界の誕生の星。
環境美化につとめて・・・。
美意識を育てるのによい日です。

今週のラッキーカラーはレッド
今日のラッキーカラーはマゼンタです。

  「祈り」

阪神淡路大震災から25年。
誰もが忘れることのない今日のこの日、あの日の今日。
毎年、この日にはこの文章をアップしています。
また、拙著「ライフ オブ ア ファース」の第二章 離島生活 -島から世界へ-「大震災と障害者手帳」にも掲載しています。

 あの日、私は、単身、鹿児島のとある宿に泊まっていました。
 屋久島に暮らしていた頃です。
 長く患っていた右手首がとうとう動かなくなって、病院へ障害者手帳の交付手続きをしに行くため、前日から鹿児島に渡っていました。
 
 明け方、奇妙な夢を見ました。
 離れて暮らしている実家の両親や妹弟、祖母が総出の夢で、びっくりして飛び起きました。
 胸騒ぎがして、居ても立ってもいられません。
 街に飛び出し、公衆電話を探します。まだ、携帯電話が普及する前です。

 やっと見つけた公衆電話で実家に電話をかけると、父が出て、ものすごく慌てた様子で手短に喋って、電話はすぐ切れてしまいました。
 「こっちは心配ない! 茶碗が割れただけだから!」と。

 一体、何のことだろう? いつも威厳を持った父が、あんなに慌てるなんて? 不安でたまりません。
 病院を目指しながら、公衆電話を見つける度に、実家に電話をかけなおしてみますが、何度かけても繋がりません。
 病院に着いて、ロビーのテレビで目にしたものは!

 まるで大蛇がのたうちまわるかのごとく、うねりながら横倒しになった高速道路。
 街のほとんどが崩壊し、次々に火の手が上がる神戸の街でした。
 このことだったんだ!
 関西がとてつもなく大きな地震に襲われたのだ!
 慌ててロビーの公衆電話で電話をかけましたが、当然、何度かけても繋がらなくなっていました。

 そういえば、震災が起こる一週間ほど前だったでしょうか、屋久島の海浜温泉のお湯が干上がるという、珍しい現象がありました。
 地元のお年寄りたちは、こんなことは滅多にあるものではなく、これは天変地異の前触れだと、密かに囁いていました。

 あの時、無事だった父と祖母は他界しました。
 震災を語り継ぐ世代が、年々と減っていきます。
 思い出して語ることは、鎮魂に繋がります。

 今日の、この日、黙祷を捧げます。

祈り

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