セラピーサロン「モデラートカンタービレ」 の日記
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美術裸婦の仕事を通して・・・
2012.09.18
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今回のクロッキー会で3分8ポーズ連続のモデリングをしていた時に感じたこと。
ポージングの打ち合わせやリクエストがあるわけではないし、立位、座位、寝ポーズを組み合わせながら画家を飽きさせず、
骨格の重心、肉の表情や身体全体のラインを自分で感じて表現していると、考えるというところからだんだん遠ざかっていくのだ。
ただ、今回は少し考えさせられた。
すると、「なんでわたし、こんなことやってんのかな?」とか、数分がとてつもなく長く苦痛にさへなり、今、此処にあることが難しくなるのだ。
エネルギーは確かに思考についてくる。
そんな瞬間のわたしのオーラは空を彷徨う。
画家とモデルの間にある見えないものは、それが良いか悪いかの判断を千差万別にする。
写真家は一瞬でそれを切り撮るが、画家は数分のクロッキーで見えないものを描きとれるかが刹那的で難しい。
裸体のフォルムだけを追いかけるだけで終わるかどうかは、描き続けるしか他に方法はない。
こういったことは占いやカウンセリングの仕事にも同様の感覚があり、都度、次へのステップアップに繋がっているように思う。占い師で心理カウンセラーでオーラソーマプラクティショナーでイラストレーターで文筆家でモデカンオーナーで、
なんでヌードモデルなんだと言われても、それはきっとわたしがわたしだからと答えるしかない。 ヌードモデルが誇りを持って仕事ができますように。
ヌードモデルが無責任な欲望のはけぐちになりませんように。
ヌードモデルが使い捨てになりませんように。
女性のヌードも男性のヌードも美しいです。
わたしたちは人間という美しい自然界から生まれました。
